寝ぼけまなこに効くハイパーマニュアル
PENTAX機の必殺ボタン
ランチの後 、眠気に誘われうとうと。ハッと気付くと窓辺にキレイな光が落ちていた。しかし寝ぼけまなこで露出設定がおぼつかないよーなんて時に一発で解決する方法教えます。
必殺グリーンボタン!
バカみたいな話なんですが、本当にこれ一発で寝ぼけまなこのぼんやり頭でもバッチリ決まった写真が撮れるのがPENTAXのカメラのすごいとこ。
そんなグリーンボタンをポチッとやって撮影したのがこの写真。本当にランチの後にうとうとしていて寝ぼけまなこでというシチュエーションだったんですが、カメラがサクッと標準露出をとってくれるので、自分でやるのはすこし露出を加減するだけ。本当に便利な機能なので全てのカメラにグリーンボタンが付いて欲しい。
ハイパーマニュアルってこんな機能
このままだと少々乱暴なので具体的に説明すると、PENTAXのカメラではマニュアルモードでグリーンボタンを使うと即座に標準露出に設定を合わせてくれるようになっています。
このことをハイパーマニュアル(ハイパー操作系のうちマニュアルモード時の動作。ハイパー操作系についてはまたの機会に)と呼んでいるのですが、これがめちゃくちゃ便利。
マニュアルモードというのはどのメーカーのカメラでもだいたい同じで絞り・シャッタースピード・ISO感度の露出の3要素をユーザーが決めるモードです。露出を自分で決めるので明るさのブレが少ない反面、条件が変わるとそれに合わせてユーザー自身で計算しなおす必要があり慣れないうちはあたふたしてしまったり、難しそうというイメージがあったりします。
そんなマニュアルモードの煩わしさをとっぱらってくれるのがハイパーマニュアルというPENTAX独自の操作系。大げさな言い回しなんですが、要は「迷ったらグリーンボタン押しとけ」ということです。
細かいことはこの先に書いておきますけど、迷ったらグリーンボタン!と覚えておけばスナップがバカスカ捗ること請け合いです。
"選べる"標準露出
もう少し掘り下げておくと、マニュアルモード時にグリーンボタンを押すとカメラが標準露出値に変更してくれるわけですけど、グリーンボタンを押したときの動作は以下の3つから選ぶことができます。
P LINE | プログラムラインによって選択される「シャッタースピード」「絞り値」で露出を合わせる |
AvSHIFT | 設定している「絞り値」に合わせて「シャッタースピード」がシフトし、露出を合わせる |
TvSHIFT | 設定している「シャッタースピード」に合わせて「絞り値」シフトし、露出を合わせる |
さらにP LINEはオート・標準・高速優先・深度優先(深い・浅い)・MTF優先の6種から何を優先して標準露出を設定するか選べたり、AEロックボタンを併用することでマニュアルモードなのに絞り・シャッタースピード優先モードのような操作をすることがでたりと、マニュアルモードの煩わしさを吹っ飛ばしてくれるのがハイパーマニュアルということです。
ちょっとグリーンボタン試してみたくなったでしょ?