森を抜けた先にある集落、というようなストーリーを頭の中に描いて撮影している。これはきっとこの村に自分が求めていた姿の一つなのだろう。この光景を見た際に、一瞬でこう撮りたかったのだという想いが溢れ出た。
手前に大きく木々を入れ、縦構図で光による空間構成をする事により奥行きをだしている。カスタムイメージの設定としては、全体的の中で明暗がつきすぎないように心掛けた。というのは、自然に眺めているという印象を得ることが出来る為にだ。この光景の中で強くコントラストがついて光ばかりが目立ってしまうと、作品性が先行してしまい、私の中のイメージとかけ離れてしまうからだ。