梅雨を写真で楽しむチケット【雨にうたえば】
チケットを手に雨を歩こう
ジトジトと雨が続く憂鬱な季節……いやいや、雨を避けて屋内に籠もりがちだからこそ外に出てみると普段と違った風景が楽しめるのが雨の日。ペンタファンではそんな雨の日にスポットを当てた【雨にうたえば】という企画があります。連日雨が続く梅雨の時期、これまでの【雨にうたえば】を雨を楽しむチケットとして振り返ってみます。
フィルターで立ち上る空気の質感を描く
記念すべき第1回、【雨に歌えば】ポケットにはフィルターを!驟雨をドラマに変えるフィルターワークでは、ソフトフィルターを使うことで雨上がりに立ち上る湿った空気の質感を描いてみました。
記事は残暑の9月と梅雨とは夏を挟んで反対側の季節ですが、徐々に気温が高まってくるこれからの時期でも似たような条件はありますよ。
映画のワンシーンを気取ってみる
第2回では映画の中で見たどしゃ降りの景色を思い出して陰鬱な気分をエスカレートさせる写真を撮ってみました。
この日は傘を差さずレインジャケットのみで撮影をしてみましたが、フードを叩く雨音をイメージソースに色やコントラストを作っています。視覚でしか伝えられない写真だからこそ、五感で得たインスピレーションをどこまで叩き込めるか試して見るのも面白いですね。
自分で「撮れる」から楽しいんだ
第3回の【雨にうたえば】は尾瀬です。晴れた日の尾瀬ならばポスターやパンフレットなど各種メディアでいくらでも見ることができるけど、雨の尾瀬は自分で行かなきゃ見られない!そんな強がったタイトルを付けたのですが、写真って自分で見たい絵を自分で「撮れる」から楽しいんですよね。
山を歩くことも同じ理由で、メディアに載らないようなものでも自分で自分のためのエンタテインメントにしていける、それってワクワクしませんか?
この尾瀬では雨よけにmont-bellの「レインアンブレロ」という雨笠を使用しました。時代劇などで見かける編笠を現代的な素材で仕立てた雨具で、軽くて両手が塞がらないので雨天時の撮影にはとても便利です。
まだ手に持つの?雨と友達になれる現代の雨笠「レイン アンブレロ」
レインウェアがあれば自由を謳歌できる
梅雨を楽しむチケットとして【雨にうたえば】を振り返ってみました。服が濡れる、靴に染みることをイメージすると「外に出るの億劫……」という気分になりますが、防水透湿性のあるレインウェアや靴(GORETEX採用のものなど)を着ると雨の不快さは気になません。むしろ今まで見過ごしていた風景を切り取れる自由さに、雨の日が待ち遠しくなるのです。