まだ手に持つの?雨と友達になれる現代の雨笠「レイン アンブレロ」
雨の撮影は気が重い
水たまりのリフレクションに水滴の玉ボケに曇った窓ガラス、花から滴る水滴にドラマチックなポートレートなどなど雨の日は情緒的なシーンを撮影しやすいシチュエーションがたくさん。それは頭で分かっていても濡れる冷たい煩わしいの三重苦で気が重くなるのも否めません。
「あー、あそこで今ならあんな写真やこんな写真が撮れんだけどなー」なんて思いつつもソファーでゴロゴロ。首がもげ落ちるほどに思い当たる節があるんですが、そんなシチュエーションを一撃で吹き飛ばすアイテムがありました。
現代の雨笠 mont-bell レイン アンブレロ
それが現代の雨笠ことmonte-bell レイン アンブレロ。傘じゃなくて笠なところがポイントの頭に被る雨具です。
笠をモチーフにしたユニークなデザインのレインハットです。天頂部に空間があるので蒸れにくく、風が吹いても飛ばされにくいあごひも付きです。防水性に優れた素材を使用し、型くずれを防ぐ芯材入りです。 レイン アンブレロ
上記モンベルの説明の通り、紐で頭の上に乗せるだけなので風通りもいいし、とても軽量なのに顔は濡れないので雨が降っていることを忘れるぐらいに快適に歩けるすぐれもの。もう雨だからという言い訳ができない……
両手フリーのよろこび
冗談はさておき雨の尾瀬で使ってみたので使用感をレビューしてみたいと思います。
レインウェアを着ることが前提になるものの、頭部の雨よけを手から頭上に移すことで両手が空くというのが最大のポイントで、両手がフリーになることのよろこびは想像以上でした。
手持ちの傘では片手を傘に奪われるだけでも手ブレを抑えるのに不利になるのに風の影響も受ける、このハンディがまるごとなくなるわけです。そして頭の上に笠があるので自分が動いても自動的に雨よけがついてきてくれる(あたりまえ)!
それだけならレインウェアのフードとそれほど違わないのですが、レイン アンブレロの最高なのはツバが広いこと。上の写真でも説明を入れていますが、ツバが広いおかげで目とファインダーの間に雨粒が落ちてこず、ファインダーに水滴が溜まってイライラするということがなくなります。
実測で50gという軽量さと骨に柔らかい防水素材を張るという形のおかげで、レインウェアのフードと違い首周辺の動きを妨げにくいのも素晴らしいですね。
タウンでのファッション性としては正直むずかしいと言わざるを得ませんが、雨の中で快適に撮影したいというフォトグラファーはモンベルにダッシュです!<(2020年10月現在、モンベル直営店・オンラインショップ以外では販売されていないようです)