撮影は収穫から、実りの秋のブツ撮り祭
実りの秋だ!収穫しよう!
木々の葉も色づきはじめて秋の空気が濃くなってきました。紅葉の名所や旬の味覚を楽しみですが、ちょっとまって。写真が趣味ならやっておきたいことがあります。
それは収穫!
「は?何言ってんの?」という声が聞こえてきそうなんですけどマジメな話。
カスタムイメージの作例にもなっているこちらの写真に使った枯れ草は昨年の秋に摘んでおいたもの。「秋っぽい雰囲気の写真を撮りたいなー」「でもまだ紅葉もしてないし雨も降ってるし困ったなー」というときに備えあれば憂いなし!
さっそく収穫に出かけるぜ!
桜で早めの紅葉をゲット
一足早めに紅葉っぽい写真を撮影するために近くの公園にやってきました。紅葉なら山や森じゃないの?と思われるかも知れませんが……否!早めに紅葉をゲットするなら近場の公園が正解です。
9~10月初めは気温の低い高山ならまだしも、街の木々が色付いてくるのはずっと先。けれど街路樹や公園に植えられた桜はすでに落葉を始める時期だから。つまり桜の落ち葉を収穫しておけば一足お先に紅葉フォトをゲットできるのです。
なるべくきれいな公園の落ち葉を拾い集めてみたものの、実際に持ち帰ると泥がついていたり、巻きが強かったりとそのままでは使いにくいので、やさしく水洗いして乾燥させます。乾燥させるときはチラシや新聞紙の上に平たく開いておくと後で丸まらず撮影時にセッティングしやすく仕上がります。
書いていてなんだか料理の手順みたいだなーなんて気がしてきましたけど、写真も料理も下ごしらえがだいじなので間違ってない気にしない。
ちなみに桜の葉と同じぐらいの時期にはクヌギ(どんぐり)も落ちているので傘と実も一緒に拾っておくとより秋っぽさが出せるのでおすすめ。さんまを炊き込んだりするときに生姜を少し入れるようなそんなニュアンスで拾っておきましょう。
実りの秋のブツ撮り祭のはじまりだ
枯れ葉が仕上がったら秋のブツ撮り祭の始まりです!
陽当たりのいい窓辺に敷いたウッドパネルに落ち葉やモチーフになるアイテムを並べればそこはもう秋のキャンプ場。外が雨だろうが台風だろうが問答無用でアウトドアフォト祭。
このセットをC-PLフィルターを装着したマクロレンズで撮影すると……
この通り!(実際にフィールドで使っている時計なのでボロボロで失礼します)
ウッドパネルはSPF材にこちらのオイルステインで仕上げ、撮影は手持ち自然光のみです。